OfficeType

Excel~ISERROR関数でエラー判定をしよう~エクセル

エクセルで対象がエラー値になるか判定するISERROR関数について説明します。

  • ISERROR関数の書式はISERROR(テストの対象)になります。
  • テストの対象にはエラーになるか判定したい計算などを指定します。
  • テストの対象がエラーであればTRUEを返し、エラーでなければFALSEを返します。

下の画像の例でセルC2にセルA2の分子をセルB2の分母で割り算したときにエラーになるかの判定を表示したい場合はセルC2に=ISERROR(A2/B2)と入力しEnterを押します。

テストの対象はセルA2の分子をセルB2の分母で割り算した時にエラーになるか判定したいのでA2/B2になります。

つまりセルC2に=ISERROR(A2/B2)と入力しEnterを押すと、セルB2の分母は空白なのでA2/B2はエラーになるので、TRUEが表示されます。

セルC2からセルC3までオートフィルすると各行のA列の分子をB列の分母で割り算した時にエラーとなればC列にTRUEが表示され、エラーとならなければC列にFALSEが表示されます。

IF関数との組み合わせ

ISERROR関数はIF関数と組み合わせて使えばISERROR関数がTRUEの時とFALSEの時の表示を指定できます。

下の画像の例でセルC2にセルA2の分子をセルB2の分母で割り算したときにエラーになれば"エラー"と表示し、エラーでなければ計算結果を表示したい場合はセルC2に=IF(ISERROR(A2/B2),"エラー",A2/B2)と入力しEnterを押します。

IF関数の書式はIF(論理式,[値が真の場合],[値が偽の場合])になります。

IF関数の論理式にISERROR(A2/B2)を指定すればセルA2の分子をセルB2の分母で割り算したときにエラーであればTRUEを返し、この場合はIF関数の[値が真の場合]が表示されます。エラーでなければFALSEを返し、この場合はIF関数の[値が偽の場合]が表示されます。

IF関数の[値が真の場合]にはISERROR関数がTRUEを返す場合に"エラー"と表示したいので"エラー"になります。

IF関数の[値が偽の場合]にはISERROR関数がFALSEを返す場合に計算結果を表示したいのでA2/B2になります。

つまりセルC2に=IF(ISERROR(A2/B2),"エラー",A2/B2)と入力しEnterを押すと、セルB2の分母は空白なのでA2/B2はエラーになり、"エラー"が表示されます。

セルC2からセルC3までオートフィルすると各行のA列の分子をB列の分母で割り算した時にエラーとなればC列に"エラー"が表示され、エラーとならなければC列に計算結果が表示されます。