Excel~CHOOSE関数で割り振った番号に対応した値を表示しよう~エクセル
エクセルで、あらかじめ値に番号を割り振り、番号を指定することで、その番号に対応した値を表示するCHOOSE関数について説明します。
- CHOOSE関数の書式はCHOOSE(インデックス, 値1, [値2], ...)になります。
- インデックスは表示したい値の番号を指定します。
- 値1はインデックスに1を指定した時に表示したい値を設定します。
- [値2]はインデックスに2を指定した時に表示したい値を設定します。
- 以降は[値3]、[値4]・・・とインデックスに3,4・・・と指定した時に表示したい値を設定できます。
下の画像の例でセルC2にセルB2の回答番号が1なら"はい"、2なら"いいえ"、3なら"どちらでもない"と表示したい場合はセルC2に=CHOOSE(B2,"はい","いいえ","どちらでもない")と入力してEnterを押します。
インデックスはセルB2の回答番号を参照したいのでB2になります。
値1はインデックスが1の場合に"はい"と表示したいので"はい"になります。
[値2]はインデックスが2の場合に"いいえ"と表示したいので"いいえ"になります。
[値3]はインデックスが3の場合に"どちらでもない"と表示したいので"どちらでもない"になります。
つまりセルC2に=CHOOSE(B2,"はい","いいえ","どちらでもない")と入力しEnterを押すとセルB2の回答番号は1なので"はい"が表示されます。
セルC2からセルC6までオートフィルすれば各行のB列の回答番号に対応した回答内容がC列に表示されます。
範囲は指定できない
CHOOSE関数は値1、[値2]、[値3]・・・をまとめて範囲指定できないので、範囲指定するとエラー値#VALUE!が表示されます。
下の画像の例でセルB7にセルA7のAさんの回答番号に対応した回答内容をセルB2,B3,B4の回答内容を参照して表示したい場合にセルB7に=CHOOSE(A7,B2:B4)と入力するとエラー値#VALUE!が表示されます。
値1、[値2]、[値3]・・・はまとめて範囲指定できず、1つずつ指定する必要があるのでセルB7に=CHOOSE(A7,B2,B3,B4)と入力してEnterを押すとAさんの回答番号2に対応した回答内容の"いいえ"が表示されます。
インデックス番号が値の数を超えるとエラーになる
CHOOSE関数はインデックスが設定した値の数を超えるとエラー値#VALUE!が表示されます。
下の画像の例でセルC2にセルB2の回答番号に対応した回答内容を表示するために=CHOOSE(B2,"はい","いいえ","どちらでもない")と入力すると値は3つしか設定されておらず、セルB2の4に対応した値はないのでエラー値#VALUE!が表示されます。