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Excel~CONCATENATE関数で文字列を結合しよう~エクセル

エクセルで2 つ以上の文字列を1つの文字列に結合するCONCATENATE関数について説明します。

  • CONCATENATE関数の書式はCONCATENATE(文字列1,[文字列2],...)になります。
  • 文字列1は結合する最初の項目を指定します。
  • [文字列2]は結合する2番目の項目を指定します。
  • 以降も結合する項目をカンマ区切りで指定できます。

セルの文字列とセルの文字列を結合

下の画像の例でセルC2にセルA2の文字列とセルB2の文字列を結合させて表示したい場合はセルC2に=CONCATENATE(A2,B2)と入力しEnterを押します。

文字列1はセルA2を参照するのでA2になります。

[文字列2]はセルB2を参照するのでB2になります。

つまりセルC2に=CONCATENATE(A2,B2)と入力しEnterを押すとセルA2の"織田"とセルB2の"信長"が結合した"織田信長"が表示されます。

セルの文字列と任意の文字列の結合

下の画像の例でセルC2にセルA2の文字列とセルB2の文字列、及び任意の文字列"殿"を結合させて表示したい場合はセルC2に=CONCATENATE(A2,B2,"殿")と入力しEnterを押します。

文字列1はセルA2を参照するのでA2になります。

[文字列2]はセルB2を参照するのでB2になります。

[文字列3]は"殿"を結合させたいので"殿"になります。

つまりセルC2に=CONCATENATE(A2,B2,"殿")と入力しEnterを押すとセルA2の"織田"とセルB2の"信長"および任意の文字列"殿"が結合した"織田信長殿"が表示されます。

セルC2からセルC4までオートフィルすれば各行のA列の文字列とB列の文字列および任意の文字列"殿"が結合した文字列がC列に表示されます。

スペース

下の画像の例でセルC2にセルA2の文字列とセルB2の文字列の間にスペースを入れて表示したい場合はセルC2に=CONCATENATE(A2," ",B2)と入力しEnterを押します。

文字列1はセルA2を参照するのでA2になります。

[文字列2]はスペースを間に入れたいので" "になります。

[文字列3]はセルB2を参照するのでB2になります。

つまりセルC2に=CONCATENATE(A2," ",B2)と入力しEnterを押すとセルA2の"織田"とセルB2の"信長"の間にスペースを入れて結合した"織田 信長"が表示されます。

書式は失われる

下の画像の例でセルC2にセルA2の名前とセルB2の誕生日、および任意の文字列を結合して文章を作成したい場合にCONCATENATE関数のみを使うと日付の書式が失われ、シリアル値が表示されます。

対処法

書式を設定したい場合はTEXT関数を使います。

下の画像の例でセルC2に書式を崩さずにセルA2の名前とセルB2の誕生日、および任意の文字列を結合して文章を作成したい場合にセルC2に=CONCATENATE(A2,"の誕生日は",TEXT(B2,"yyyy/m/d"),"です")と入力しEnterを押します。

文字列1はセルA2を参照するのでA2になります。

[文字列2]は任意の文字列"の誕生日は"を指定しています。

[文字列3]はセルB2の日付を書式を崩さずに結合したいのでTEXT(B2,"yyyy/m/d")になります。TEXT関数の書式はTEXT(値,表示形式)になり、指定した値を指定した表示形式の書式で表示します。TEXT関数の値にセルB2、表示形式に"yyyy/m/d"を指定しているのでセルB2の日付が日付形式で他の文字列と結合されます。

[文字列4]は任意の文字列"です"を指定しています。

つまりセルC2に=CONCATENATE(A2,"の誕生日は",TEXT(B2,"yyyy/m/d"),"です")と入力しEnterを押すと各文字列が結合され、日付の書式も崩さずに"Aさんの誕生日は1988/5/12です"と表示されます。

改行

下の画像の例でセルC2にセルA2の文字列とセルB2の文字列を改行して表示したい場合はセルC2に=CONCATENATE(A2,CHAR(10),B2)と入力しEnterを押し、再度セルC2を選択しホームタブの配置グループからabcマーク(折り返して全体を表示する)をクリックしてアクティブにすると改行されます。

文字列1はセルA2を参照するのでA2になります。

[文字列2]は改行コードを入れたいのでCHAR(10)になります。

[文字列3]はセルB2を参照するのでB2になります。