OfficeType

Excel~ISBLANK関数で空白判定をしよう~エクセル

エクセルで対象が空白であるか判定するISBLANK関数について説明します。

  • ISBLANK関数の書式はISBLANK(テストの対象)になります。
  • テストの対象には空白かどうか判定したいセルを指定します。
  • テストの対象が空白であればTRUEを返し、空白でなければFALSEを返します。

下の画像の例でセルB2にセルA2が空白であるかの判定を表示したい場合はセルB2に=ISBLANK(A2)と入力してEnterを押します。

テストの対象はセルA2が空白であるか判定したいのでA2になります。

つまりセルB2に=ISBLANK(A2)と入力しEnterを押すと、セルA2は空白なのでTRUEが表示されます。

セルB2からセルB5までオートフィルすると各行のA列が空白ならばB列にTRUEが表示され、空白でなければB列にFALSEが表示されます。

スペースは空白でない

ISBLANK関数はスペースを空白でないと判定します。

下の画像の例でセルB2に=ISBLANK(A2)と入力しEnterを押すとセルA2にはスペースが入力されていて空白でないと判定されるのでFALSEが表示されます。

空白文字列""は空白でない

ISBLANK関数は空白文字列""を空白でないと判定します。

下の画像の例でセルB2に=ISBLANK(A2)と入力しEnterを押すとセルA2には空白文字列として=""と入力されて、空白でないと判定されるのでFALSEが表示されます。

数式は空白でない

ISBLANK関数は表示が空白でも数式が入力されていれば空白でないと判定します。

下の画像の例でセルC2に=ISBLANK(A2)と入力しEnterを押すとセルA2は表示は空白ですが、数式=CONCATENATE(A3,B3)が入力されているて、空白でないと判定されるのでFALSEが表示されます。

IF関数との組み合わせ

ISBLANK関数はIF関数と組み合わせて使えばISBLANK関数がTRUEの時とFALSEの時の表示を指定できます。

下の画像の例でセルC2にセルB2の分母が空白の時は"分母を入力してください"と表示し、空白でなければセルA2の分子をセルB2の分母で割り算した計算結果を表示したい場合はセルC2に=IF(ISBLANK(B2),"分母を入力してください",A2/B2)と入力しEnterを押します。

IF関数の書式はIF(論理式,[値が真の場合],[値が偽の場合])になります。

IF関数の論理式にISBLANK(B2)を指定すればセルB2の分母が空白であればTRUEを返し、この場合はIF関数の[値が真の場合]が表示されます。空白でなければFALSEを返し、この場合はIF関数の[値が偽の場合]が表示されます。

IF関数の[値が真の場合]にはISBLANK関数がTRUEを返す場合に"分母を入力してください"と表示したいので"分母を入力してください"になります。

IF関数の[値が偽の場合]にはISBLANK関数がFALSEを返す場合にセルA2の分子をセルB2の分母で割り算した計算結果を表示したいのでA2/B2になります。

つまりセルC2に=IF(ISBLANK(B2),"分母を入力してください",A2/B2)と入力しEnterを押すと、セルB2の分母は空白なので"分母を入力してください"と表示されます。

セルC2からセルC3までオートフィルすると各行のB列の分母が空白ならばC列に"分母を入力してください"と表示され、空白でなければA列の分子をB列の分母で割り算した計算結果がC列に表示されます。

条件付き書式

条件付き書式でISBLANK関数を使えば空白を目立たせることができます。

下の画像の例でポイントの項目の空白セルを赤く塗りつぶす方法を解説します。

まずセルB2を選択します。

次にセルB2からセルB7まで範囲を広げます。

次にホームタブの[スタイル]グループの条件付き書式をクリックします。

新しいルールをクリックします

新しい書式ルールダイアログボックスが表示されます。

数式を使用して、書式設定するセルを決定を選択します。

[次の数式を満たす場合に値を書式設定]欄に=ISBLANK(B2)と入力します。

書式ボタンを押します。

塗りつぶしタブをクリックします。

色を選んでOKを押します。

OKを押すと空白セルが赤で塗りつぶされます。