Excel~ISNUMBER関数で数値判定をしよう~エクセル
ISNUMBER関数
エクセルで参照するセルが数値かどうか判定するISNUMBER関数について説明します。
- ISNUMBER関数の書式はISNUMBER(テストの対象)になります。
- テストの対象には数値かどうか判定したいセルを指定します。
- テストの対象が数値ならばTRUEを返し、数値でなければFALSEを返します。
下の画像の例でセルB2にセルA2が数値かどうかの判定を表示したい場合はセルB2に=ISNUMBER(A2)と入力してEnterを押します。
参照はセルA2が数値かどうか判定したいのでA2になります。
つまりセルB2に=ISNUMBER(A2)と入力しEnterを押すと、セルA2には数値の1が入力されているのでTRUEが表示されます。
セルB2からセルB5までオートフィルするとセルA3には=20*5と入力されていて結果が数値になる数式なのでセルB3にはTRUEが表示されます。セルA4の日付は数値と判定されるのでセルB4にもTRUEが表示されます。それ以外は数値が入力されていないのでB列にFALSEが表示されます。
IF関数との組み合わせ
ISNUMBER関数はIF関数と組み合わせて使えばISNUMBER関数がTRUEの時とFALSEの時の表示を指定できます。
下の画像の例でセルB2にセルA2が数値の場合は"数値"と表示し、数値でない場合は"数値でない"と表示したい場合はセルB2に=IF(ISNUMBER(A2),"数値","数値でない")と入力してEnterを押します。
IF関数の書式はIF(論理式,[値が真の場合],[値が偽の場合])になります。
IF関数の論理式にISNUMBER(A2)を指定すればセルA2が数値ならばTRUEを返し、この場合はIF関数の[値が真の場合]が表示されます。セルA2が数値でなければFALSEを返し、この場合はIF関数の[値が偽の場合]が表示されます。
IF関数の[値が真の場合]にはISNUMBER関数がTRUEを返す場合に"数値"と表示したいので"数値"になります。
IF関数の[値が偽の場合]にはISNUMBER関数がFALSEを返す場合に"数値でない"と表示したいので"数値でない"になります。
つまりセルB2に=IF(ISNUMBER(A2),"数値","数値でない")と入力しEnterを押すと、セルA2は数値1が入力されているので"数値"と表示されます。
セルB2からセルB6までオートフィルすると各行のA列が数値であればB列に"数値"と表示され、A列が数値でなければB列に"数値でない"と表示されます。
条件付き書式
条件付き書式でISNUMBER関数を使えば数値のセルを目立たせることができます。
下の画像の例でデータの項目の数値のセルを赤く塗りつぶす方法を解説します。
まずセルA2を選択します。
次にセルA2からセルA6まで範囲を広げます。
次にホームタブの[スタイル]グループの条件付き書式をクリックします。
新しいルールをクリックします
新しい書式ルールダイアログボックスが表示されます。
数式を使用して、書式設定するセルを決定を選択します。
[次の数式を満たす場合に値を書式設定]欄に=ISNUMBER(A2)と入力します。
書式ボタンを押します。
塗りつぶしタブをクリックします。
色を選んでOKを押します。
OKを押すと数値が入力されたセルが赤で塗りつぶされます。
数値セルのカウント
指定した範囲内の数値セルの数をカウントしたい場合はCOUNT関数を参照してください。