Excel～MROUND関数で数値を指定した倍数の最も近い値に丸めよう～エクセル
MROUND関数
MROUND関数は指定した数値を指定した倍数の最も近い値に丸めます。
- MROUND関数の書式はMROUND(数値, 倍数)になります。
- 数値には丸めの対象となる数値を指定します。
- 倍数には数値を丸くする倍数を指定します。
下の画像の例でセルC2にセルA2の数値をセルB2の数値の倍数の一番近い値に丸めたい場合はセルC2に=MROUND(A2,B2)と入力しEnterを押します。
数値はセルA2の値を参照するのでA2になります。
倍数はセルB2の値を参照するのでB2になります。
つまりセルC2に=MROUND(A2,B2)と入力しEnterを押すと、セルB2の値3の倍数は3,6,9,12,15・・・でセルA2の数値11と一番近いのは12なので12が表示されます。
セルC2からセルC4までオートフィルすればC列にB列の値の倍数の中でA列の数値に最も近い値が表示されます。
時間を丸める
下の画像の例でセルB2にセルA2の時間を15分単位で丸めたい場合はセルB2に=MROUND(A2,"0:15")と入力しEnterを押すします。
数値はセルA2の時間を指定するのでA2になります。
倍数は15分を指定したいので"0:15"になります。時間を指定したい時は"(ダブルクォーテーション)で囲んで下さい。
つまりセルB2に=MROUND(A2,"0:15")と入力しEnterを押すと、時間の15分単位の倍数は0時00分,0時15分・・・・22時15分,22時30分・・・・でセルA2の時間、22時22分に1番近いのは22時15分なので22時15分がセルB2に表示されます。
- 時間をMROUND関数で丸めた時に少数が表示されるときは、セルの書式設定の時刻から表示形式を設定して下さい。
エラー
MROUND関数は数値と倍数の符号が異なる時はエラー値#NUM!を返します。
下の画像の例でセルC2に=MROUND(A2,B2)と入力しEnterを押すと、セルA2の数値7とセルB2の倍数-2は符号が異なるので#NUM!が表示されます。
