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Excel~PV関数で借入可能額や初期投資額を計算しよう~エクセル

エクセルで一定利率に基づいて、ローンまたは投資の現在価値を計算するPV関数について説明します。

  • PV関数の書式はPV(利率, 期間, 定期支払額, [将来価値], [支払期日])になります。
  • 利率はローンの借入金利や投資の利率を指定します。支払が月払いの場合は年利を12で割ってください。
  • 期間はローンの返済期間や投資の運用期間を指定します。支払が月払いの場合は年数に12を掛けてください。
  • 定期支払額はローンの返済額や投資の積立額を指定します。
  • [将来価値]は省略可能で、投資の目標額等をを指定します。
  • [支払期日]は0が各期の期末、1が期首になります。省略した場合は期末とみなされます。

借入の例

下の画像の例でセルB4に年利3%の20年ローンで返済額月70000円の時の借入可能額を表示したい場合はセルB4に=PV(B1/12,B2*12,B3)と入力しEnterを押します。

利率はセルB1に年利が入力されていて、支払額が月単位なので月利に変換するために12で割りB2/12になります。

期間はセルB2に借入期間が年単位で入力されていて、支払額が月単位なので月単位に変換するために12を掛けてB2*12になります。

定期支払額は返済額月70000円なので-70000が入力されているセルB3になります。

つまりセルB4に=PV(B1/12,B2*12,B3)と入力しEnterを押すと借入可能額12621764が表示されます。

投資の例

下の画像の例でセルB4に年利3%の金融商品に20年投資して目標額15000000円とした場合に初期投資額を表示したい場合はセルB4に=PV(B1/12,B2*12,0,B3)と入力しEnterを押します。

利率はセルB1に年利が入力されていて、金利は毎月支払われるので月利に変換するために12で割りB1/12になります。

期間はセルB2に期間が年単位で入力されていて、金利は毎月支払われるので月単位に変換するために12を掛けてB2*12になります。

定期支払額は初期投資のみで積立はしないので0になります。

[将来価値]はセルB3に目標額が入力されているのでB3になります。

つまりセルB4に=PV(B1/12,B2*12,0,B3)と入力しEnterを押すと初期投資額-823834が表示されます。投資額は自己負担なのでマイナス表示になります。