VBA~グラフ内のプロットエリアのサイズを変更しよう~Excel
VBAでグラフ内のプロットエリアのサイズと位置を設定する方法を解説します。
プロットエリアのサイズと位置を変更したい場合はPlotAreaのWidthプロパティ、Heightプロパティ、Topプロパティ、Leftプロパティを設定します。
Widthプロパティでプロットエリアの幅を設定します。
Heightプロパティでプロットエリアの高さを設定します。
Topプロパティでプロットエリアの上辺の位置を設定します。
Leftプロパティでプロットエリアの左辺の位置を設定します。
既にグラフがある場合
下の画像において下のコードを実行するとプロットエリアの位置とサイズが設定されます。
Sub test1() With ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.PlotArea .Width = 200 .Height = 80 .Left = 25 .Top = 40 End With End Sub
グラフのインデックス番号はグラフの作成順に割り振られます。今回はグラフが1つしかないのでグラフのインデックス番号は1となりChartObjects(1)となります。
グラフ作成時にプロットエリアの位置とサイズを設定する
下のコードを実行するとグラフ作成時にプロットエリアの位置とサイズが設定されます。
Sub test2() With ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart .ChartType = xlColumnClustered .SetSourceData Range(Range("A3"), Range("D10")) .PlotArea.Width = 250 .PlotArea.Height = 150 .PlotArea.Left = 30 .PlotArea.Top = 30 End With End Sub
コードの説明
WithからEnd Withまでがグラフの作成、設定です。
ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart
グラフを書くためのキャンバスを作成しています。
.ChartType = xlColumnClustered
グラフの種類を設定しています。xlColumnClusteredは棒グラフの集合縦棒になります。
.SetSourceData Range(Range("A3"), Range("D10"))
グラフのデータ範囲を設定しています。
.PlotArea.Width = 250
プロットエリアの幅を250に設定しています。
.PlotArea.Height = 150
プロットエリアの高さを150に設定しています。
.PlotArea.Left = 30
プロットエリアの左辺の位置を30に設定しています。
.PlotArea.Top = 30
プロットエリアの上辺の位置を30に設定しています。