OfficeType

VBA~グラフタイトルに影の効果をつけよう~Excel

VBAでグラフタイトルに影の効果をつける方法を解説します。

グラフタイトルに影をつけたい場合、ChartTitleオブジェクトのShadowFormat.Typeプロパティで設定できます。影の透明度を設定したい場合はShadowFormat.Transparencyプロパティで設定できます

既にグラフがある場合

下の画像において下のコードを実行するとグラフタイトルの影が設定されます。

image-01

Sub test1()

With ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.ChartTitle.Format.Shadow

.Type = msoShadow25
.Transparency = 0.2

End With

End Sub

image-02

グラフのインデックス番号はグラフの作成順に割り振られます。今回はグラフが1つしかないのでグラフのインデックス番号は1となりChartObjects(1)となります。

msoShadow25の数値部分は1から43まであり、それぞれ異なる影の種類に対応しています。

透明度は0が不透明で、1が透明になります。

グラフ作成時にグラフタイトルに影をつける

下のコードを実行するとグラフ作成時にグラフタイトルに影がつきます。

image-03

Sub test2()

With ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart

.ChartType = xlColumnClustered
.SetSourceData Range(Range("A3"), Range("D10"))

.HasTitle = True
.ChartTitle.Text = "週間売上個数"

.ChartTitle.Format.Shadow.Type = msoShadow25
.ChartTitle.Format.Shadow.Transparency = 0.2

End With

End Sub

コードの説明

WithからEnd Withまでがグラフの作成、設定です。

ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart

グラフを書くためのキャンバスを作成しています。

image-04

.ChartType = xlColumnClustered

グラフの種類を設定しています。xlColumnClusteredは棒グラフの集合縦棒になります。

image-05

.SetSourceData Range(Range("A3"), Range("D10"))

グラフのデータ範囲を設定しています。

.HasTitle = True

タイトルの要素を追加しています。

image-06

.ChartTitle.Text = "週間売上個数"

タイトルを週間売上個数に設定しています。

image-07

.ChartTitle.Format.Shadow.Type = msoShadow25

タイトルにmsoShadow25の影を設定しています。

image-08

.ChartTitle.Format.Shadow.Transparency = 0.2

影の透明度を0.2に設定しています。

image-09