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VBA~棒グラフに影の効果をつけよう~Excel

VBAで棒グラフに影の効果をつける方法を解説します。

棒グラフの棒に影をつけたい場合、SeriesCollectionオブジェクトのShadowFormat.Typeプロパティで設定できます。SeriesCollectionの()内にはインデックス番号か名前を指定します。インデックス番号は凡例が横方向に並んでいる場合は左から1,2,3・・・となり、凡例が縦方向に並んでいる場合は上から1,2,3・・・となります。

既にグラフがある場合

下の画像において下のコードを実行すると棒グラフの棒に影が設定されます。

image-01

番号は1から43まであり、それぞれ異なる影の種類に対応しています。

Sub test1()

With ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart

.SeriesCollection(1).Format.Shadow.Type = 40
.SeriesCollection(2).Format.Shadow.Type = 40
.SeriesCollection(3).Format.Shadow.Type = 40

End With

End Sub

image-02

グラフのインデックス番号はグラフの作成順に割り振られます。今回はグラフが1つしかないのでグラフのインデックス番号は1となりChartObjects(1)となります。

グラフ作成時に棒グラフの棒に影をつける

image-03

下のコードを実行するとグラフ作成時に棒グラフの棒に影をつきます。

Sub test2()

With ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart

.ChartType = xlColumnClustered
.SetSourceData Range(Range("A3"), Range("D10"))

.SeriesCollection(1).Format.Shadow.Type = 40
.SeriesCollection(2).Format.Shadow.Type = 40
.SeriesCollection(3).Format.Shadow.Type = 40

End With

End Sub

コードの説明

WithからEnd Withまでがグラフの作成、設定です。

ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart

グラフを書くためのキャンバスを作成しています。

image-04

.ChartType = xlColumnClustered

グラフの種類を設定しています。xlColumnClusteredは棒グラフの集合縦棒になります。

image-05

.SetSourceData Range(Range("A3"), Range("D10"))

グラフのデータ範囲を設定しています。

.SeriesCollection(1).Format.Shadow.Type = 40

商品Aの系列の棒に40番の影を設定してます。

image-06

.SeriesCollection(2).Format.Shadow.Type = 40

商品Bの系列の棒に40番の影を設定してます。

image-07

.SeriesCollection(3).Format.Shadow.Type = 40

商品Cの系列の棒に40番の影を設定してます。

image-08