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VBA~折れ線グラフのマーカーの種類を変えよう~Excel

VBAで折れ線グラフのマーカーの種類を変更する方法を解説します。

マーカー付き折れ線グラフのマーカーの種類を設定したい場合、SeriesCollectionオブジェクトのLineFormat.DashStyleプロパティで設定できます。SeriesCollectionの()内にはインデックス番号か名前を指定します。インデックス番号は凡例が横方向に並んでいる場合は左から1,2,3・・・となり、凡例が縦方向に並んでいる場合は上から1,2,3・・・となります。

既にグラフがある場合

下の画像において下のコードを実行すると商品Aの折れ線グラフのマーカーが×になります。

image-01

番号は0から9まであり、それぞれ異なるマーカーの種類に対応しています。

Sub test1()

ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.SeriesCollection(1).MarkerStyle = 4

End Sub

image-02

グラフのインデックス番号はグラフの作成順に割り振られます。今回はグラフが1つしかないのでグラフのインデックス番号は1となりChartObjects(1)となります。

グラフ作成時に折れ線グラフのマーカーの種類を変更

image-03

下のコードを実行するとグラフ作成時に折れ線グラフのマーカーの種類が変更されます。

Sub test2()

With ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart

.ChartType = xlLineMarkers
.SetSourceData Range(Range("A3"), Range("D10"))

.SeriesCollection(1).MarkerStyle = 4

End With

End Sub

コードの説明

WithからEnd Withまでがグラフの作成、設定です。

ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart

グラフを書くためのキャンバスを作成しています。

image-04

.ChartType = xlLineMarkers

グラフの種類を設定しています。xlLineMarkersはマーカー付き折れ線になります。

image-05

.SetSourceData Range(Range("A3"), Range("D10"))

グラフのデータ範囲を設定しています。

.SeriesCollection(1).MarkerStyle = 4

商品Aの折れ線グラフのマーカーを×に設定しています。

image-06