VBA～セルの罫線の種類、太さ、色を取得しよう～Excel

VBAでセルの罫線の種類、太さ、色を取得したい時はRange.Bordersプロパティで取得できます。

罫線の種類の取得

罫線の種類を取得したい時はBorder.LineStyleプロパティで取得できます。下のコードを実行すると変数aにセルB2の罫線の種類の番号が取得され、その変数aをセルB4の罫線に設定しています。

Sub test1()

Dim a As Variant

a = Range("B2").Borders.LineStyle

Range("B4").Borders.LineStyle = a

End Sub

線の種類は以下の通りになります。

名前	値	説明
xlContinuous	1	実線
xlDash	4115	破線
xlDashDot	4	一点鎖線
xlDashDotDot	5	ニ点鎖線
xlDot	-4118	点線
xlDouble	-4119	本線
xlLineStyleNone	-4142	線なし
xlSlantDashDot	13	斜破線

罫線の太さを取得

罫線の太さを取得したい時はBorders.Weightプロパティで取得できます。下のコードを実行すると変数aにセルB2の罫線の太さの番号が取得され、その変数aをセルB4の罫線の太さに設定しています。

Sub test2()

Dim a As Variant

a = Range("B2").Borders.Weight

Range("B4").Borders.Weight = a

End Sub

線の太さの種類は以下の通りになります。

名前	値	説明
xlHairline	1	細線
xlMedium	-4138	普通
xlThick	4	太線
xlThin	2	極細

罫線の色を取得する

罫線の色を取得したい時はBorder.Colorプロパティで取得できます。下のコードを実行すると変数aにセルB2の罫線の色番号が取得され、その変数aをセルB4の罫線の色に設定しています。

Sub test3()

Dim a As Variant

a = Range("B2").Borders.Color

Range("B4").Borders.Color = a

End Sub

範囲の罫線の種類を取得する

範囲を指定したい時はRange("範囲の左上のセル:範囲の右下のセル")で指定できます。下のコードを実行すると変数aにセルB2からセルD4に設定された罫線の種類が取得され、その変数aをセルB6からセルD8の罫線の種類に設定しています。罫線の種類が上下左右、範囲内の水平、垂直でどれかが異なる種類の場合はNullが取得されるのでLineStyleに変数aを設定しても罫線は引かれません。

Sub test4()

Dim a As Variant

a = Range("B2:D4").Borders.LineStyle

Range("B6:D8").Borders.LineStyle = a

End Sub

指定したシートに罫線の種類を取得

シートを指定するときはWorksheets("シート名")で指定できます。下のコードを実行するとSheet2のセルB2に罫線が設定されます。下のコードを実行すると変数aにSheet2のセルB2の罫線の種類が取得され、その変数aをSheet2のセルB4の罫線の種類に設定しています。

Sub test5()

Dim a As Variant

a = Worksheets("Sheet2").Range("B2").Borders.LineStyle

Worksheets("Sheet2").Range("B4").Borders.LineStyle = a

End Sub

ブックを指定して罫線の種類を取得

ブックを指定するときはWorkbooks("ブック名")で指定できます。Book1.xlsxとBook2.xlsxというブックが開いた状態で下のコードを実行すると変数aにBook1.xlsxのSheet1のセルB2の罫線が取得され、その変数aをBook2.xlsxのSheet1のセルB2の罫線の種類に設定しています。

Sub test6()

Dim a As Variant

a = Workbooks("Book1.xlsx").Worksheets("Sheet1").Range("B2").Borders.LineStyle

Workbooks("Book2.xlsx").Worksheets("Sheet1").Range("B2").Borders.LineStyle = a

End Sub