VBA~折れ線グラフの途中から線の色を変えよう~Excel
VBAで折れ線グラフの途中から線の色を変更する方法を解説します。
折れ線グラフの途中から線の色を変えたい場合はSeries.PointsメソッドのBorder.Colorプロパティで設定します。Pointsオブジェクトの()内にはポイントインデックス番号を指定します。ポイントインデックス番号は系列の中の要素の左から1,2,3・・・と割り振られています。ただし軸が反転している場合は右から1,2,3・・・となります。
既にグラフがある場合
下の画像の例では土曜日から日曜日に伸びる線を赤くしたい場合は日曜日の要素の色を変えます。日曜日は左から7番目の要素なのでポイントインデックス番号は7になります。
下のコードを実行すると折れ線グラフの途中から色が変わります。。
Sub test1() ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.SeriesCollection(1).Points(7).Border.Color = RGB(255, 0, 0) End Sub
グラフのインデックス番号はグラフの作成順に割り振られます。今回はグラフが1つしかないのでグラフのインデックス番号は1となりChartObjects(1)となります。
グラフ作成時に折れ線グラフの途中から線の色を変える
下のコードを実行するとグラフ作成時に折れ線グラフの途中から線の色を変更します。
Sub test2() With ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart .ChartType = xlLine .SetSourceData Range(Range("A4"), Range("B10")) .SeriesCollection(1).Points(7).Border.Color = RGB(255, 0, 0) End With End Sub
コードの説明
WithからEnd Withまでがグラフの作成、設定です。
ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart
グラフエリアを追加しています。
.ChartType = xlLine
グラフの種類を設定しています。xlLineは折れ線になります。
.SetSourceData Range(Range("A4"), Range("B10"))
グラフのデータ範囲を設定しています。
.SeriesCollection(1).Points(7).Border.Color = RGB(255, 0, 0)
土曜日から日曜日の線を赤くしています。