VBA~ユーザーフォームのテキストボックスをフォーカスを受け取らない設定にしよう~Excel
Enabledプロパティ
ユーザーフォームのテキストボックスがフォーカス(マウスクリックまたはキーボード入力を受け取ることができること)を受け取らないように設定したい場合はEnabledプロパティをFalseに設定します。
書き方
オブジェクト名.Enabled = False
オブジェクト名はユーザーフォームのオブジェクト名と、テキストボックスのオブジェクト名を指定します。オブジェクト名の確認方法は作成したユーザーフォームファイルをクリックするとユーザーフォームが表示されます。ユーザーフォーム全体を選択するとプロパティウィンドウにオブジェクト名という項目があるので、それがユーザーフォームのオブジェクト名になります。次にテキストボックスを選択すると同じようにテキストボックスのオブジェクト名が確認できます。プロパティウィンドウが表示されていない場合はメニューの表示からプロパティウィンドウをクリックすると表示されます。
UserForm1というユーザーフォームを作成し、TextBox1というテキストボックスを設定した場合、下のコードを実行するとテキストボックスを選択したり、入力したりできなくなります。文字列が入力されている場合は淡色で表示されます。
Sub test1() Load UserForm1 UserForm1.TextBox1.Text = "あいうえお" UserForm1.TextBox1.Enabled = False UserForm1.Show End Sub
プロパティウィンドウで設定
作成したユーザーフォームのファイルをクリックしプロパティウィンドウの選択欄からテキストボックスを選択します。プロパティウィンドウにEnabledの項目があるのでクリックすると▼マークが表示されるのでFalseを選択してください。。プロパティウィンドウが表示されていない場合はメニューの表示からプロパティウィンドウをクリックすると表示されます。
Lockedプロパティ
ユーザーフォームのテキストボックスを編集不可にしたい場合はLockedプロパティを設定します。
書き方
オブジェクト名.Locked = True
UserForm1というユーザーフォームを作成し、TextBox1というテキストボックスを設定した場合、下のコードを実行するとテキストボックスを編集できなくなります。
Sub test2() Load UserForm1 UserForm1.TextBox1.Text = "あいうえお" UserForm1.TextBox1.Locked = True UserForm1.Show End Sub
プロパティウィンドウで設定
作成したユーザーフォームのファイルをクリックしプロパティウィンドウの選択欄からテキストボックスを選択します。プロパティウィンドウにLockedの項目があるのでクリックすると▼マークが表示されるのでTrueを選択してください。プロパティウィンドウが表示されていない場合はメニューの表示からプロパティウィンドウをクリックすると表示されます。